呉服店には7月8月の決算のお店が結構あります。
なので、夏になると決算セールのチラシや案内を良く見ます。
そうすると、『値段交渉大歓迎!』なんて堂々とSNSやチラシに書いてあるお店が結構あります。
『店主がそろばんを持って皆様をお出迎えします』なんてところも。今時そろばんって。
こういう事を堂々と謳う感覚は私からすると考えられないですね。
海外のお土産物屋ならまだしも、呉服店で値段交渉って。なんの為に値札が付いてるのかって思います。
物でもサービスでも、値段を決めるのはとても難しいし、大切なことです。
それを安易に安くしますなんて、ちゃんと値段をつけていない証拠です。
そんなことしてるから呉服店のイメージが悪くなるんですよ、ホント。
大体、値段交渉されるって分かってるなら値段を高くつけますからね。
値段交渉しないと普段より高く買わされて、値段交渉してやっと普通の値段です。
私は、このお店を手伝う前は、商社で工具を売っていました。
量販店が顧客で、仕入れ担当者と商談をするのですが、毎回最後に値切る担当者がいました。
何回か商談をすると、、こちらも値切られること前提に値段を高くつけます。
本当なら350円なのを、358円にして端数を値切れるように笑
しばらくすると今度は仕入れ担当者が気付きます『値段を高く付けられてる?』って。
そうるともっと値下げを要求してきます。
とこんな風にお互い疑心暗鬼になって、酷いループに嵌っていきます。
普段生活していて、値段交渉する機会なんてほとんどありません。
ですから、値段交渉前提の相手に、うまく値段交渉するなんて難しいです。
ですから、値段交渉できる=安く買えると思われてる方は考え方を変えたほうが良いと思います。
値段交渉しながら買い物するのが楽しい方もいらっしゃると思いますので、どのお店を選ぶかは個人の自由ですが。
ちなみに当店では『値段交渉大歓迎』なんて、過去も現在も未来もやらないです。
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