おはようございます。
今日は男性の角帯の話です。
私(3代目)が3年ほど前にお店に戻ってきてから、自分の趣味もあり、男物をコツコツと集め続けて来ました。
気がつけば角帯も40本程になり、色々な種類が増えたので一度整理したいと思います。
男性の着物の角帯は、女性の名古屋帯や袋帯とは位置づけが少し異なると考えています。
男性のコーディネートを構成する要素は『着物と帯』がほとんどなんですね。
さらに帯は角帯1種類で、コーディネート次第で変えることもしません。
もちろん、女性の帯もコーディネートの中の大事な要素です。ですが、女性の場合は、帯揚げや帯締め、帯留などもあります。
シチュエーションによって、半巾、名古屋帯、袋帯と使い分けもします。
そう考えると、角帯というのは面積的には少ないですが、重要度が非常に高いです。
ですから当店ではできる限り良い角帯をオススメします。(あくまでご提案としてです、強引には勧めません)
オススメは正絹の博多織の角帯です。
ということで当店にある角帯を値段順に。
こちらは綿の角帯、お値段は4000円ぐらいです。
柄は博多織の献上柄を真似しています。
正直言うと締め心地はあまり良くないです。生地がかなり厚ぼったいのでしっかりと締まったりはしません。
ただお値段は安いので、出来るだけ安く済ませたい方には向いているかもしれません。それ以外ではオススメしません。
次がポリエステル製の角帯。お値段7000円ぐらいです。
綿の角帯に比べると柄がたくさんありますね。正絹の帯にも無い柄がたくさんあるので、手軽にオシャレしたい場合はいいかもしれません。
ただしポリエステルなのでつるつる滑ります。柄が気に入ればいいですが、締めていて緩みやすいです。
綿とポリエステルは、値段はお安いですが締め心地も値段なりです。
正直どちらもあまりオススメしません。
ただし、
ここからが当店のオススメ。
正絹を使った角帯です。中でも当店のオススメは、博多織の角帯。
使われている糸の数がとても多く、滑らかでしっかりと締まります。
こちらはお値段も14,000円~のタイプです。リバーシブルで両面使えます。
片面には博多織の定番、献上柄、反対側はシンプルな一本線。
改まった席や、袴の下に締める場合はシンプルな方を使うのがいいですね。
私も博多織の帯を愛用していますが、しっかりと締まり、緩みにくく、それでいて伸縮するので苦しくない抜群の締め心地です。
最後は柄がオシャレな正絹の帯、当店でも一番人気のシリーズです。
左から博多、米沢、博多、沖縄です。沖縄だけはミンサーなので木綿ですね。
こちらはお値段も35,000円~と高めですが、それだけの価値があります。
使われている生地はもちろんですが、織られている模様も他の帯とは一味違うものがたくさんあります。
浴衣はもちろん、お召しや紬などどんな種類の着物がきても負けることはありません。
以上、角帯をテーマに投稿してみました。
どれもそれぞれ一長一短ですが、お店には豊富に品揃えしています。
角帯一つで雰囲気もガラッと変わりますのでお悩みの方はぜひご相談下さい。
オンラインストアに掲載もしていますので、そちらも覗いてみてください。
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