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今日はお誂えで染めた帯のお話です。

自分の好きな動物や植物、柄を着物や帯に というご依頼を年に何回か頂きます。

今回、以前にご依頼頂いた帯が出来上がりましたので、その工程を書いていこうと思います。

お客様のイメージを聞き、整理しながら、希望する作風に合う作家さんや染屋さんに仕事を依頼します。

お店の役割は、お客様と染をする作家さんや職人との間に入り、お客様の要望を取り入れながら、染める方の良さも出るように、着物や帯を形にしていくことです。

3者が同じ認識、前提で話が出来るように、写真や画像、実際の作品を見ながら、具体的な話をしていきます。

『どんな場面に着ていくのか』『どのようなコーデをするのか』『どんな着方、結び方をするのか』などを頭に浮かべながら、柄の大きさや位置、配色を考えて、下絵を描いてもらい、実際に染めてもらいます。

こう書くとシンプルですが、何十回もお客様と染める方の間を往復し、少しずつ作品を形にしていくので、手間と時間がかかります。
その分、少しずつ方になっていく楽しさや喜びもあるので、作品を気に入っていただけた時は、何事にも変えがたい嬉しさがあります。

今回は、寅年のお客様から依頼された帯。

寅の柄は男性の長襦袢では良く見かけますが、女性向けでは見たことがありません。
海を泳ぐという事で、お太鼓の部分は、鮮やかな水色。

前の部分は、背景に砂浜ということでベージュ系の色に。

生地には光沢のある糸が織り込まれたものを使用して、海や砂浜が日の光を反射する様なイメージに。

この様に生地や柄の大きさ、位置までこだわれるのがお誂えの良い所です。

この他にも色々と作品を作っていますので、興味のある方はお問い合わせください。